2024.06

最新規格Wi-Fi 6(11ax)を採用する本商品は、Wi-Fi 5(11ac)およびWi-Fi 4(11n)を採用する従来の商品に比べ、5GHz帯と2.4GHz帯で約1.4倍の転送速度を実現しています。大容量のデータを短時間で転送でき、無線LANを介した資料のダウンロードがスムーズに行えます。Wi-Fi 5 以前の従来規格(11ac/n/a/g/b)のみに対応する端末も、従来規格の速度で接続できますので、お持ちの無線端末を買い替えずに、新しい無線LAN環境をご利用いただけます。


Wi-Fi 6とは

Wi-Fi 6とは、Wi-Fi規格において6番目の世代にあたる通信規格です。具体的には、米国電気電子学会(IEEE)が定める「IEEE802.11ax」という無線LAN規格のことで、「11ax」と省略されることもあります。

変調方式「1024QAM」を採用

Wi-Fi 6は、一度に1024種類のデータを転送できる変調方式「1024QAM」を採用しています。Wi-Fi 5の変調方式「256QAM」に比べ、転送量が大きくなり、Wi-Fi 6の高速化を実現しました。

よりたくさん同時につながる

従来規格では各端末に対して順に通信するため待機時間がありました。
Wi-Fi 6からの新機能OFDMAでは、たくさんの台数の端末と同時に通信ができるようになり、みんなが待つことなくネットにアクセスできるようになりました。



1台のアクセスポイントで、たくさんの端末をカバー

256台のタブレットが同時接続可能

 

 

学校教室や大学の講義室、フリーアドレスで無線端末が多いオフィスなど、たくさんの端末がいる環境でもお使いいただけます。

※ 各バンドにつき128台、実効スループットは環境に依存します。

 

※ 台数は台数は理論値です。

 


ローミングに関する機能「802.11k/v/r」「低RSSI切断機能」を搭載。
たとえばオフィスで会議室等に移動した際にパソコンの無線が切り替わらない場合、まずRSSI値を見て802.11k/v/rでローミングを支援。802.11k/v/rでスムーズにローミングしない場合、強制切断しローミングを促します。RSSIの切断しきい値についてはユーザー側で指定することも可能です。
無線が切り替わらないなどのトラブルを回避するため、自動で最適なアクセスポイントへの接続を可能にし、安定した通信を実現します。



アクセスポイント間の電波干渉を防ぐ「AP間送信出力自動調整機能」「AP間チャンネル自動調整機能」を搭載。
周囲のアクセスポイント間で通信し、お互いに情報取得することで、送信出力・チャンネルを最適な状態へ自動調整します。無線アクセスポイント追加時の電波調整設定も不要のため、アクセスポイント追加時の工数も削減できます。
自動で電波干渉を最小化することで、安定した通信環境を実現します。

※「802.11k/v/r」「低RSSI切断機能」「AP間送信出力自動調整機能」「AP間チャンネル自動調整機能」をご利用いただくには、

    最新のファームウェアに更新してください。

 


「DFS(Dynamic Frequency Selection)」による無線LAN停止を回避するため、レーダー監視専用アンテナを搭載。干渉しないチャンネルを常に監視し把握することで、レーダー波を検知した際に、瞬時に干渉しないチャンネルへと自動的にチャンネル切り替えを行います。

※ チャンネルが切り替わった際のアプリケーションの動作はその仕様に依存します。


複数の端末が同時に通信してもバラツキが発生せず平等に通信を行うことができます。たとえば、多数のタブレットを利用する授業で、同時に動画再生しても、再生の遅延が生じにくく、快適な授業を行うことができます。


従来品では回避することができなかったコードレス電話機などWi-Fi以外の機器から出るノイズを自動で検知し、干渉しないチャンネルへ変更できます。
さらに、チャンネル変更は、起動時/指定した時間間隔での実施に加えて、チャンネルの使用率上昇や電波干渉を検知して行う動的なチャンネル変更が可能。また、検知レベルにあわせて必要なタイミングだけ、動的にチャンネル変更が可能なため、不要なタイミングでのチャンネル変更も防ぎます。


RADIUSサーバーとの組み合わせにより、アクセス許可のあるユーザーだけをネットワークに接続させるIEEE802.1X/EAP認証に対応。ユーザー情報はRADIUSサーバーで一元管理され、ユーザー管理も簡単です。さらにRADIUSサーバーに登録されたMACアドレスに基づくMACアドレス認証や無線アクセスポイント内部でのローカルDBに基づくMACアドレスフィルターにも対応しています。